処方箋について

処方箋には2種類の形態があり、診察をされた医療機関内の薬局で調剤する「院内処方せん」、
もうひとつは街の調剤薬局等で調剤してもらう「院外処方せん」です。
医療機関によって院内処方か院外処方か違ってきますが、院内処方でも院外処方でもお薬の内容に変わりはありません。

処方箋を出す事によって、薬の待ち時間が少なくなり、今まで十分に出来なかった薬の飲み方や、薬に対する指導が受けられるようになりました。
さらに、かかりつけ薬局にすると複数の医療機関からの重複投与や相互作用のチェックが出来、薬に対する正確な情報が伝えられます。
また、院外処方は医薬分業を積極的に進めている厚生労働省の「かかりつけ保険薬局制度」の方針に沿う形のものです。

処方箋の有効期限

処方箋には有効期限が存在し、発行日を含めて4日間です。(土日休日含む)
4日間を過ぎれば再度医療機関に行き、処方箋を発行して頂く必要がございます。
有効期限内に薬局をお尋ね下さい。

処方箋の特徴

処方箋にはさまざまな情報が記載されてあります。
患者様の氏名や生年月日、性別や医療機関の名前、連絡先、医師の名前。
その他に、薬の名前と形、薬の量が記載されてあります。
しかし、病気の名前や症状についての記載がないため、薬剤師は処方された薬が適正なものかどうかを
確認するために、患者様の状態についてお伺いすることがあります。

処方箋があれば本人でなくとも、調剤することが可能です。
患者様は家でお休みになり、ご家族の方が代わりに受け取ることが出来ます。

薬を飲むタイミング

食前とは、食事の30分~1時間前に服用します。
食後とは、胃の中に食べ物が残っている状態で服用します。
食事が終わってから20分~30分後までの間に服用しましょう。
食間とは食事と食事の間の時間のことをいいます。
食事を終えてから2時間後ぐらいが目安です。
服用時間にはそれぞれ意味があり、胃の状態に合わせて決められています。
正しい飲み方をしないと効果がでなかったり、副作用の原因となりますので、
決められた服用時間は守りましょう。

薬の正しい飲み方

飲み薬はコップ1杯の水とともに服用しましょう。
水の量が少ないと吸収力の低下や薬の効き目が悪くなる原因になります。
また、薬を水なしで飲むと、薬が喉や食道に引っかかり、食道炎や潰瘍を起こすことがあります。
特にカプセルはくっつきやすいため注意が必要です。

また水以外のもので薬を飲むと、飲み物に含まれる成分との相互作用により、
薬の効果が変わることや、副作用を起こす場合があるため水や、お湯で飲みましょう。